食材の開拓
既に食べられるとわかっている食材で料理をする。市民自ら新しい食材を開拓することはない。
おいしいものを食べることがなによりの楽しみです。今まで食材として扱われていなかったようなものでおいしいもの、また、おいしく食べられる調理法を日々探しており、それが趣味です。趣味が高じて、調理師の資格も取っています。新しい食材を試すのには、植物や生物の特性を理解していないと、大変なリスクを負うことになるので、その道の専門家のサポートを受けながら新しい食材の探求を進めています。現在、調理師などの食の専門家と、研究者などの生態系の専門家とを結ぶ、『エキスパート・ネットワーク』が整備されており、それを利用して、食材探求に積極的に協力してくれる、生態系の専門家を探している人も良くいます。また、自分が考案した料理をネットで公開しており、人々と情報の交換を行っています。ここで紹介された新しい食材や料理がまとめられた『新しい食文化』という本が出版され、人気を博しています。人々は、身近にある食材を使っておいしい料理が食べられることを学び、輸入品の食材を購入することはほとんどなくなりました。それでも、日々満足した食事を摂ることができています。
新しい食材探しで楽しむ。
地産地消。
