会社員として、会社の業務をこなし、自分だけができる職にたどりつかない。会社を退職したら、手に職がなく、すること探しを始めなければならない。
「職人」と呼ばれる人が復活しています。手に職をつけるべく陶芸を習い始める人が増えています。初めは趣味でしたが、今ではそれまで勤めていた会社を辞め、自分で作品を作り販売しています。さらに次世代に陶芸を伝えていく後継者育成の仕事に従事しています。ある程度腕を挙げた人には、窯をレンタルで提供するサービスも始めたので、自分の家で使う食器はすべて自分で焼く家が増えました。世間を見てみると、地域の木材で家具を作る人、地元の食材を使った料理を作る人、機織によって丈夫で汚れない服をつくる人、などといった地元に根付いた専門職が確立されてきました。一人前になり、自分の窯を持つのが職人の夢になりました。
自分に誇りを持てる。趣味が仕事になる。弟子を持てる。
大量生産型ではないモノづくり。後世に伝える習慣がつく。