孫のためにできることが限られており、買ったらそれで終わってしまう。
子どもが生まれたら、子どもの子ども(=孫)の子ども(=ひ孫)‐つまりまだ見ぬひ孫のために木を植える。これがここ数年定着してきた新しい出生祝いです。樹の中には25年程度で大きくなるものもありますが、スギやヒノキといった生育がゆっくりとした樹木は50年~100年程度たたないと十分な大きさにならないからです。誰かに子どもが生まれたら、そのひ孫のために好みの木を、送りたいものに必要な本数植える‐というわけです。「あの方のひ孫ちゃんにはクルミのデスクをおくりましょう。」という場合は、3本のクルミの苗木と成木するまでの手入れ費の一部をプレゼントする。デスクを切り出した残りの材は、余裕があればイスになったり、木馬になったり、積み木になったりと、付随していろいろ好みのものにつくりあげてもらうサービスや、成木の切り出しや実施の家具作りに参加できるといったようなサービスまで登場しています。最終的に余った端材は、将来の夏休みの宿題用に製材し、皮の部分を小さくして特別な日用のスモークチップにもしてくれます。
孫、ひ孫のために何かできる。
自然を身近に感じ、自然の成長スピードを体感でき、環境を意識する。