思いを伝える洗濯
水・洗剤の使用量をあまり気にせず、機械的に洗濯するだけになっている。洗濯機を使って、洗濯を楽しめるようになっていない。
通常の洗濯機で洗濯をしても、好きな彼女に気持ちが伝わりません。最近購入した染め機能付洗濯機と染物キットは、気持ちを伝える洗濯機として多くの人が利用しています。 染物キットを使って、染め色を自分色に調合し、洗濯機の中に入れます。彼女のハンカチや手ぬぐいを彼女にあった色に自分で染めるのです。洗濯も同時に行い、きれいで色合いが変わったハンカチや手ぬぐいを彼女に渡すと喜んでくれるようになりました。手作りで彼女だけの色の物に愛着がわくようです。単純な機械任せの生活が一転して人の気持ちを考える道具になっています。上達すると自分の思い通りの色や柄が出せるようになり、さらにやる気がでてきます。色合いが飽きた服は自分で新しい色に染め直すようになりました。染料は化学薬品ではなく自然の中から探し採取します。季節に合わせた自然の色合いを出すため、山に草木や果実をとりにいくこともあります。自然に関する知識もつきます。自然の色合いの服は、飽きずに長く着るようになりました。彼女も時々自分のジーパンを染め直してくれるので、お互いが洗濯しあうようになり、 洗濯を押し付けあい、けんかするようなことはなくなりました。染物教室も人気が出てきました。多くの人が教室で交流をしています。各地で染め方を競争するコンテストが開催されるようになり、地域性もはっきりするようになってきました。ＸＸ風の染物というブランドにまで発展するようになり、染物は社会へと影響力が広がっていきました。
洗濯を通して気持ちを相手に伝えることができる。洗濯が趣味になる。洗濯が楽しめる。
節水。省洗剤。服が長持ちする。
